およそ3億年前、地球に大きな一つの乾いた大地《パンゲア大陸》がありました。それが牛乳を沸かした時の薄皮のように後にバラバラに移動して今の7大陸になったことは皆さんご存じのとおりです。
中でも大きなアフリカ大陸は気候の条件もそろい、人類の歴史がスタートする最初の大地となりました。もともとはたった一つの大地、たった一つの命から、今の僕たちにつながっているのは本当に奇跡だと思います。
そんな背景を持ちながらも、今日でも人種だ、土地だ、経済だ、宗教だと主張しながら、沢山の人の命を犠牲にして争っています。難しい問題があるのは解りますが、もう少し上手にできないものかと素朴に考えます。現代のネット社会では人種一つとってもアカウントくらいしか意味がない所までヒトは歴史を積み上げてきたはずなのにと思うからです。
《パンゲア大陸》はヒトのルーツであるアフリカ大陸の大地と価値観の押しつけにより被った歴史を、巨大な大陸が持つリズム、独特のポリリズムをベースにイメージしてみました。
メロディーは至極シンプルです。リズムだけの曲みたいです。
この原始的なポリリズムからいろいろなリズムが生まれてきたこともまた奇跡だと思います。今ある奇跡をもう少し丁寧に考えてみてはどうかと思うばかりです。
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